私の備忘録

考えたことを、備忘録的に。

越権行為?

プロ野球のニュース記事を見ていると、たまに越権行為という言葉を目にする。

例えば、今年の阪神タイガースでは、ある一部の選手が打撃コーチである関川コーチを差し置いて、打撃コーチではないトーふマス・オマリーコーチにアドバイスを求めたとか。
この場合、本来打撃コーチではないのに選手にバッティングを教えるオマリーコーチの行為が越権行為で、選手たちはオマリーコーチに越権行為を求めたってわけ。

自分はこういうニュースに対して、選手が好い成績を出すための苦肉の策だからいいじゃん!本来頼られるべきコーチが頼りないんだから仕方ないじゃん!と他人事にしか思っていなかった。自分が当事者?になるまでは。


テスト前になるとよく生徒から質問を受ける。自分を頼って質問しに来てもらえるととても嬉しい。
自分の質問対応が他のクラスにまで口コミで広がって、授業を担当してない生徒から質問を受けたり、「質問しに行ってもいいですか?」とか「うちのクラスの授業にも出てください」とか言われるととても嬉しい。

こういうのって、自分にとっての手応えにもなるし、モチベーションにもなる。でも、これらの一部はある意味で越権行為なんじゃないかと思うようになってきた。

きっかけは、この逆のことが最近起こったから。
自分の教え方をいいと思ってくれる子もいれば、中には他の先生のほうがいいって子もいる。これは当然の、仕方ないことだと思う。

自分が担当するある学年の授業では、一つのクラスを二人の教師が担当するものがある。あるクラスでは自分が主に授業を行い、もう一人の先生が生徒のサポートをする。またあるクラスでは、その逆もある。
生徒にとっては二人の教師に質問できるチャンスがあるわけだが、自分が主でやっているクラスの子がもう一人の先生を追いかけて質問しているのを見ると、なんか悔しい。

越権行為というと大げさすぎるが、やはり悔しい。自分がすればそれが嬉しい、されれば悔しい、というエゴである。

自クラスも他クラスも俺のところへ来てくれればそれが嬉しい!みたいな欲張りな感情ってだけだけど、そうなるように俺が頑張るしかない。

決して越権行為そのものが悪いわけではないんだな、と結論。自分が頑張るしかない。まだまだ1年目