ぼくの単位観
先日レスリングの試合を観戦した。レスリングは体重別に階級が分かれていて、
少しでも制限値をオーバーしていれば試合に出られないということ
計量の様子を見て、「体重計に表示される数値は、本当に正確なの?
真に1キログラムのものを、
逆に、
測定には基本的に誤差が伴う。しかし、
一つ目は、測定機会間の誤差だ。「
二つ目は、測定器間の誤差だ。
「重さ」の単位はとても扱いづらく、
信用されるさめには、
しかし、この調整も、容易なことではないと思う。
例えば、真に1キログラムの物体(鉄の塊など)
ではこの体重計は正確であると考えてよいだろうか?
否であると思う。
この点を座標平面にプロットしたところで、
だから、真に2キログラムの物体、真に3キログラムの物体…
正確な体重計であれば黒線のような、「y=x」の関係であらわされるグラフになるが、2点のプロットだけだと赤線のようなグラフだって考えられる。
このもやもやを解消するために有用な道具が「天秤」だと思う。
一方で、長さは疑われにくい単位だと思う。
長さを測るのに「ものさし」を使うが、ものさしは「真の長さ」
ここまで話してきたが、共通するのは、結局のところ、計量する際には「すでにある器具は信用するしかない」ということだ。なぜなら計量器の誤りを訂正するためのすべは基本的には持ち合わせていないからだ。ピアノの調律をするために絶対的な音階を示す音叉を利用する、といったことができないのである。
かねてからものの単位には興味を持っていたが、昨年の「単位展」*4